2022年5月7日付の「Vientiane Times」のFB記事によると、ラオス政府は5月9日からのラオスの完全な開国について正式に発表したとのことです。
「Vientiane Times」のFB記事: Govt announces full reopening of Laos starting May 9
首相からの正式な通達については、以下をご参照下さい。
通達のラオス語原文: 「Champasak Mass Media」のFB記事 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=391015272933268&id=104981984869933
通達内容の英語訳: 「SPARK Translation」のFB記事 https://www.facebook.com/SparkTranslation/posts/337010528520677
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2022年5月7日付の首相からの通達の主な内容としては、以下の通りです。
1.ラオスの出入国措置の緩和について以下の通り合意:
1.1. ラオス国民、永住者、外国人、及び無国籍者に対して、すべての国際
1.2. ラオスがビザ免除協定をしている国の国民は、ビザの取得は不要。
1.3. ラオスとの間でビザ免除協定をしていない国の国民については、在外のラオス大使館又は領事館においてビザを申請するか、E-
1.4. 12歳以上のラオス国民、永住者、外国人、又は無国籍で、必要な回
1.5. ラオスに入国する外国人がコロナに感染した場合は、自己負担で治療を行うこと。感染者は公立及び私立の病院での治療、又
2.コロナ感染拡大前と同じように、ラオス入出国時に各種車両を使用することを許可する。公共事業運輸省は、ラオスが締結した二国間及び多国間の国際合意に沿う形で、個人の車両、公共交通の車両、及び
3.全てのレベルの関係省庁、関係機関、地方行政機関、及びビジネス団体は
4.エンターテインメント施設及びカラオケ店の営業を許可する。ただし、規定のコロ
5.コロナ対策特別委員会は、保健省と連携し、引き続き、コロ
6.上記の1~5の措置は、2022年5月9日から有効とする。
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また、5月7日に実施されたコロナ対策特別委員会の事務局長による記者会見では、「今後も状況を注意深く観察し、必要に応じてウイルス対策を見直す」、「対策が変更された場合には、政府は国民に通知する」との発言もあったようです。
今回のラオスの完全な開国に関しては、4月26日の情報文化観光省から首相への報告(参照:「 ラオスの完全な開国に関する施策の詳細と意見募集 」)から、国民からの意見募集、今回の政府からの正式発表、さらには決定事項の適用開始まで、非常にスピーディーな対応だったと言っていいと思います。
内容としては、入国時の検査や入国後の隔離期間がなくなっているなど、情報文化観光省の提案よりも更に緩和されたものとなっており、実質的にはコロナ前とほぼ同じ状況に戻ったと言ってもよい内容となりました。
また、隣国タイからの観光客が多かったチャンパサック県にとっては、陸路での車両の入国が可能となったことは、非常に大きなことだと思われます。
明日5月9日から実施ということで、実際に運用が始まってみて、問題は発生しないのか、どのくらい観光客が増えるのかなど、状況を注視していきたいと思います。