2023年4月11日付の「Vientiane Times」の記事によると、サラワン県の人気の観光地、「タート・ロー(ローの滝)」と「タート・ハン(ハンの滝)」に新たなアトラクションが追加され、観光客に人気となっているということです。
「Vientiane Times」の記事: Saravan waterfalls offer new visitor attractions
記事の内容にると、サラワン県当局が、県内で最も人気のある観光施設の1つである、タート・ローとタート・ハンの施設を整備し、新しいアトラクションを追加したということです。具体的には、セセット川に滝に行くための橋を建設し、滝の近くには、訪れる観光客のための桟敷小屋や展望台、駐車場を整備したそうです。
さらに、県当局は地元の企業と提携し、さらなる観光施設を建設するためのフィージビリティスタディを進めており、フィージビリティスタディの結果が良好であれば、投資家は地方当局に開発提案書を送り、計画中の新しい観光施設の建設許可を求める予定とのことです。投資家たちは、トレッキングやキャンプの手配、コロナの影響で閉鎖されたリゾートの再開などを計画していると同時に、新たな観光スポットの開発や、地元の少数民族に経済的な利益をもたらす観光関連サービスの立ち上げなどの支援も行う予定です。
また、記事では、サラワン県にある、2つの滝以外の観光地として「タム・プーパスーク(プーパスーク洞窟)」や「ケンクーの滝」、国家遺産に指定されている「ホー・タイ-・ピー・ドック(仏教の経典が保管されている施設)」、「プー・シェントーン生物多様性保全地域」などの観光名所も紹介しており、県内には10の少数民族が住んでいるため、その多様な生活様式を見ることができたり、地元の料理を試食したり、お土産を購入したりすることもできると述べられています。
サラワン県は、チャンパサック県の北側に位置し、東はベトナム、西はタイと接する国境を有する東西に長い形の県ですが、タート・ローとタート・ハンは県の南部に位置しているため、パクセーからも非常にアクセスが良く、主要道路である20号線に沿って行けば、2時間弱で行くことができます。そのため、サラワン県のみならず、チャンパサック県から訪れる観光客も多く、さらに、元々、欧米系などのバックパッカーに人気の観光地なので、滝の周辺には多くのゲストハウスやコテージを有するホテル、レストランなどが数多くあります。
コロナ禍の間に閉めてしまったり、休業していたホテルやレストランも多かったようですが、今回、新たな施設がオープンしたこともあり、また、3月以降のラオスが1年で最も暑い時期ということもあって、既にFacebookなどのSNSでは、多くのラオス人がタート・ローを訪れて、写真などをアップしているのを目にしていました。ピーマイには、家族やグループで滝などの水辺に行って、ビールを飲んで楽しむ人が多いので、今年のピーマイは、多くのラオス人で賑わうことになるでしょうね。
サラワン県は、コーヒーで有名なボラベン高原に近いこともあり、以前から欧米人には人気の観光地も多く、コロナ前は、バイクでツーリングをしながら自然を楽しんだり、滝の傍のコテージでまったりしている旅行者を多く見かけました。ここ数ヶ月は、コロナ禍が明けて、欧米人観光客も戻り始めていますので、サラワン県の観光施設が充実することで、今後のさらなる旅行者の誘致が期待されます。
サラワン県は、日本人には、まだあまり馴染みのない場所ですが、自然を楽しめる色々な観光地がありますので、パクセーに来られた際には、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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