昨年から続いている、タイへの陸路での入国制限。

タイ政府から、「外国人が、タイに接する周辺国から陸路でタイへ入国する場合、年2回まではビザを免除する。それ以上は、ビザを取得しなければタイに陸路で入国出来ない」という内容の通達があり、2016年12月31日から実施されています。

タイ政府の説明では、タイ国内で、ビジネスビザを取得せずに、就労やビジネスをしている外国人を排除、もしくは正式なビザを取得させるため、とのことでした。

いわゆうビザランというやつで、例えば、日本人ならタイにビザなしでも30日まで滞在できるため、30日毎に陸路でラオスに出て、またタイに戻れば、永久的にタイに滞在できていました。

実際に観光目的で、数回ビザランをやる分には問題ないのでしょうが、この方法を使って、普通に語学教師をしたり、ショップやレストランで働いている外国人が結構いて、それをやめさせたいということだったようです。

ちなみに、空路での入国に制限はありません。

 

当初、あまりにも唐突で、タイ国内のみならず、周辺国に住む外国人にも影響が大きいため、一定期間が過ぎて、ある程度タイ国内のイリーガルな滞在者がこのルールで排除できれば、この通達自体が解除されるのではないか、という感じの話も聞かれましたが、1年ちょっと経った2018年3月現在、まだ持続されています。

ラオスに住む外国人は、買い物や病院など、度々タイへ陸路で行っていまいたので、この通達が出た時は、正直、とまどいました。

特に、タイの病院に通院している人や、普段通院していなくても、いざとなったらタイの病院に陸路で行ける、ということが、ラオスに住んでいる人の安心感にもなっています。

現在、ラオス在住の外国人は、ラオスのビザや銀行口座の残高などの書類を提出することで、タイの6ヶ月のマルチビザを取得することが出来ますが、半年で5,000バーツですので、結構な出費になります。

特に、在ラオス日本人からは医療についての懸念が多く、大使館なども働きかけてくれたようで、現在、急病など緊急の場合には、タイの病院から救急車に来てもらったり、タイの病院の受診書を見せることで、タイ入国を許されるということが伝えられています。

 

私も、以前は月に1度くらいはタイのウボンに出かけていましたし、バンコクに行く時も、ウボンの空港まで陸路で行って、タイの国内線でバンコクに行っていましたが、この通達以降は、どうしても必要な場合だけ、空路でバンコクに行っています。

年2回というのが、暦年(1~12月)での回数ですので、昨年の年末、後1回陸路で行けるということで久しぶりにウボンへ行って来ました。

行くと、やはり、日本食食べたり、ラオスに売っていない物を買ったり、それなりにお金を使います。

どう考えても、タイの隣国に住む外国人はタイに買い物や病院など、お金を使いに行く訳で、陸路での入国を制限するのは、タイにとってマイナスとしか…

ラオスなど隣国の正式なビザを持っている外国人については、この通達の対象外とする、などの措置が取られることを、切に願うばかりです。