2018年4月11日付けの首相府からの通達があり、パクセーが「郡」から「市」になるということです。

通達内容としては、

①面積125k㎡、47村、人口81,579人(うち女性42,021人)のパクセー郡(ムアン・パクセー)は、パクセー市(ナコン・パクセー)になる。
②この名称の変更に係る全ての変更のオペレーションは、特別な法律の元、行われる。
③チャンパサック県は、この変更に伴う全ての変更を、定められた時間内に行わなければならない。
④首相府、中央委員会、各省庁など、全ての公的機関は、この変更について、認知しなければならない。
⑤書面の日付の日(2018年4月11日)より、施行される。

という感じです。(要約ですので、全ての文言を正式に訳したものではありません)

 

複数のメディアで報じられている内容によると、パクセーだけではなく、ルアンパバン県ルアンパバン郡及びサワナケート県カイソン・ポンヴィハーン郡についても、同時に同じ内容の変更が通達されています。

2018年4月19日付のweb版Vientiane Timesによると、「この格上げによって、労働の管理と歳入について、さらに大きな責任と決定権が与えられる」とのこと。

また、the Local Administration Lawによると、「この新しい市は、郡と同等であり、市長は郡長と同等」、「都市の分類によると、市は60,000人以上の人口を有し、財政的に管理費を自己で十分に賄えなくてはならない」、「市は都市と郊外の地域を含むことが出来るが、都市部に25,000人以上の人口があり、農地は全体の面積の25%以下でなければならない」などの規定があるらしい。

「Dr Chaleunによると、この新しい都市はそれぞれの県の管理下にとどまる。テクニカリーには市は郡と同等だが、地位は上がる」、「スポークスマンによると、新しい都市の役割、任務、責任については、別の首相令で詳しく述べる」と記事にはある。

つまり、具体的に何が変わるのかは、よく分からない…

ラオス人に聞いてみても、「スタンプが変わるんじゃなーい」とか言ってる。実際、一般市民には、よく分からないというか、関心がないというか。

さらに、記事には、「ルアンパバン県議会の議長であるSaysamone Khomthavong氏は、財政的に自立できるようにするために、より多くの業務と責任が地方の行政に委譲される、と述べた。
当局の職員は、格上げが新しい市における社会経済開発のスピードアップに役立つと信じており、さらに、地域内の国々の他の都市との協力関係を強化するだろう。
これらの3つの地域の地位の格上げは、地域住民に対して、社会経済開発の大きな役割を果たすと同時に、自分達の周辺を清潔で住みやすい環境に維持することへの動機づけとなることが期待されている」と書かれている。

結局、財政的には自分達でなんとかして自立しろ、と。そのためには歳入を増やさないといけないので、今までの郡よりは、権限を与えられるんじゃないか、と。で、そこの住民も、郡民から市民になったんだから、市民として頑張れ、という感じでしょうか。

記事の最後に「ラオスで最初の世界遺産であるルアンパバンは、世界的にも有名な観光スポットとなってきており、一方、サワナケートとチャンパサックもますます国の経済の中心となってきている。3都市全てが、社会経済開発を推進する投資のポテンシャルがある」とあるように、ラオスの国全体の発展のために、この主要な3都市には頑張ってもらいたい、ということなんだろうと思いますが、結局、具体的に何がどう変わるのかは、未だ不明です。

引き続き、何か変わったことが発見できれば、お知らせします。

 

で、私的には、この記事の主なトッピックスとは関係ないけど、記事の内容で気になったのが、以下のデータ。

ルアンパバン市…面積761k㎡、人口97,760人、114村
カイソン・ポンヴィハーン市…面積779k㎡、人口125,726人、67村
パクセー市…面積125k㎡、人口81,579人、42村

今まで、数え切れないくらい聞いた台詞。「サワンナケートはラオス第2の都市と聞いて、人口も多いから、とりあえずサワンに行ってみたら、何もなくて、パクセーは更に小さい都市だと思って来たら、パクセーの方が大きな街でびっくりした!」

このデータを見れば、一目瞭然ですね。

人口密度だと、ルアンパバン128人/k㎡、カイソン161人/k㎡、パクセー652人/k㎡。

確かにサワンはデータだけ見ると、人口多いんですよね。でも、面積も広い。で、中心部のカイソン・ポンヴィハーン市の人口密度が小さいから、町としては、だだっ広く広がっている感じで、いまいち都市っぽい感じがしない。

パクセーは、この3都市の中では人口が1番少ないけど、面積が小さい。なので、密度がダントツ高い。狭い範囲に人口も店も集まってるから、都市としては大きく見えるし、便利なんですよね。

あと、ルアンパバンは、村が多くてビックリ。やっぱり、ランサン王国のお膝元だからなのかな。

村当たりの平均人口は、ルアンパバン857人/村、カイソン1,876人/村、パクセー1,942人/村。

パクセーに住んでいると、村当たりの人口が多いというのは実感していて、自分の住んでいる村でも、村人を全部管理するの大変やろうなあ、と思う。村役場行っても、あんまりややこしいこと言わないし、何でもチャチャっと事務的にやってくれて、むしろ有難いんですけどね。

 

パクセー市民としては、今後、パクセーが市になって、少しでもいい影響があればいいなあ、と願うばかりです。

 

Vientiane Times: http://www.vientianetimes.org.la/sub-new/Previous_089/FreeContent/FreeConten_Govt.php