2022年3月2日付の「Pasaxon」のFB記事によると、日本政府はチャンパサック県に対し、30万ドル以上の支援を表明したとのことです。
Pasaxonの記事(ラオス語): https://www.facebook.com/PasaxonNewspaper/posts/676044930510877
記事の内容によると、3月1日、首都ビエンチャンにある在ラオス日本大使館において、チャンパサック県病院の院長や関係部局などの関係者立ち合いのもと、在ラオス日本大使である小林大使と、チャンパサック県知事であるヴィライヴォン知事との間で、チャンパサック県病院の新規の建物の建設プロジェクトのために、日本政府がチャンパサック県に対し、365,516ドルの援助を行うことに合意する署名式が執り行われました。
チャンパサック県知事は、現在、チャンパサック県病院は、患者が治療を受ける部屋が不足しており、混雑を緩和し、市民に適切なサービスを提供するためには、緊急に追加の建物が必要であるとして、日本政府に対して、感謝の意を述べたとのことです。
チャンパサック県病院は、チャンパサック県のみならず、南部4県の基幹病院であり、連日多くの患者で混み合っています。
最近では、パクセー市内にもベトナム系や中国系の私立の病院ができていますが、公立病院に比べて治療費が高額であったり、設備の問題から入院が不可である病院もあるため、依然、一般市民にとっては、チャンパサック県病院が最後の砦であることは間違いありません。
今後、日本政府の援助によって、建物が増設され、より多くの市民が適切な治療を受けることができるようになることは、チャンパサック県を含む南部4県の市民にとって、非常に有益だと思います。
ちなみに、チャンパサック県病院は、JICAによる「セタティラート病院及びチャンパサック県病院整備計画」によって、2018年から支援を受けています。
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