ラオスでは、3月10日の午前6時より、約10%という大幅なガソリン価格の値上げが発表されたため、3月9日には、首都ビエンチャンのみならず、パクセー市内でも、ガソリンスタンドに多くの客の行列ができました。
そのような状況の中、2022年3月11日、「The Laotian Times」はFBにおいて、
「パクセー市の当局は、翌日まで顧客がガソリンを購入できないようにするために、今回のガソリンの値上げに先立って閉店したガソリンスタンド約14店に対して罰金を科した」
と報じました。
The Laotian Timesのポスト: https://www.facebook.com/laotiantimes/posts/5015702955142293
また、2022年3月11日付の「TARGET Magazine」のFB記事でも、パクセ―市は、3月9日に閉店したガソリンスタンドについて、関連の法律に従って罰金を科したと発表されました。
チャンパサック県商工局の局長がインタビューに応じ、パクセー市内の26店のガソリンスタンドのうち、4店はガソリンの値上げ前の3月9日に閉店しており、10日の時点では10店が開店、12店が閉店している、と述べました。
チャンパサック県商工局は担当部署に対して、パクセー市の関連部署と協力して、データの収集と実態の調査を行うように指示し、その調査の結果は、10店のガソリンスタンドが一時的に閉店しており、調査員が調査に行った際にも、オーナーが応じず、対処できなかったということです。
また、いくつかのガソリンスタンドは、ガソリン価格が値上げされるという情報を利用し、利益を得ようとした、と述べられています。
さらに、チャンパサック県商工局の局長は、違反者への対応として、理由なく、また関係当局への事前の通知なく、ガソリンスタンドを一時的もしくは永久的に閉店した場合には、関連の法律に基づいて対処すると述べています。
TARGET MagazineのFB記事: https://www.facebook.com/targetmagazinelaos/posts/7291110474262549
上記のThe Laotian TimesやTARGET MgazineのFBのポストには、「実際にパクセーでガソリンを入れようとしたが多くのガソリンスタンドが閉まっていて困った」や、「他の都市でも同じように対処して欲しい」など、多くのコメントが寄せられており、その多くは、このパクセー市の対応に対して、好意的な内容となっています。