イギリスのメディア「Future plc」の子会社であるメディア会社「Kiplinger」の2023年2月20日付のウェブサイト記事で、ラオスが「最も安く訪問できる国」に選出されました。
「Kiplinger」のウェブサイト記事: The 10 Cheapest Countries to Visit
記事の内容によると、「卵から電気自動車まで、あらゆるものがインフレの影響を受けているが、ドル高が有利に働き、予想以上に安く異国の旅ができる場所がいくつかある」ということで、宿泊費、食費、生活費など、目的地に到着してから支払うことになる1日あたりの平均的な費用の合計をもとに、ランキングを作成しています。
ちなみに、航空券代は旅行の時期や出発地、到着地によって大きく異なるため、考慮すべき項目には含まれていないようです。
また、ランキング作成に際して参考にしたデータソースには、TheGlobalEconomy.com 、Numbeo’s cost of living 、Budget Your Trip などが含まれるとのことです。
このランキングについては、FBページ「Laonews.net」の2023年2月25日付のポストでも報じられています。
FBページ「Laonews.net」の上記のランキング表が含まれるポスト記事: https://www.facebook.com/laonewsdotnet/posts/pfbid02q43yi2AEvFM6jprs2RHWj1TTHekX8XvapgQrjNjLQEnKon2yFcBN9atTA5EsyjYFl
Kiplingerが計算したラオスを訪問する際にかかる費用は以下のとおり。
1日の平均費用:15ドル(255,000kip)
平均宿泊費:8ドル(150,000kip)
1日の平均食事代:5ドル(85,000kip)
※( )内は、$1=17,000kipとした場合の金額
ランキングを見ると、ラオスは圧倒的に安い計算結果となっていますが、昨今のドル高が進行する前は、タイとラオスを比較した場合、食事代や宿泊代については、タイの方がむしろ安いくらいでしたので、ドル高&バーツ高と、それに対しての圧倒的なキープ安が、かなり影響しているようです。
ラオスの平均宿泊費の8ドルは、ゲストハウスや比較的安めのホテルであれば宿泊可能だと思いますが、首都ビエンチャンやルアンパバンの宿泊費は結構値上がり傾向にあるので、ビジネストリップやツアーなどの場合は、この値段では少し厳しいかもしれません。
食事代の5ドルも、朝食はホテルで、昼食はヌードル(約20,000KIP)とすると、夕食は、ローカルの食堂的なところで、ビール1~2本とおかず1~2品という感じなので、やはり、いわゆるバックパッカー旅を想定した場合の費用だと考える必要はありそうです。
少しリッチな女子旅や家族旅行などの場合には、1日の平均費用は4~50ドル程度を想定されるのが無難だと思います。
ちなみに、「Kiplinger」の記事内のラオスの紹介文は、以下のように記載されています。
ラオスは東南アジアの内陸国でありながら、4,000を超える島々を有しています。メコンデルタの島々から内陸部の見事な滝まで、ラオスは広大な自然の美しさを失っていない、世界でも数少ない国のひとつです。さらに、食通には料理教室、スリルを求める人には登山や洞窟探検、ジャングルトレッキング、文化志向の人には寺院の数々など、ラオスには、飽きっぽい旅行者を誘惑するのに十分な魅力は尽きません。
ラオスへの訪問は、その安さのみならず、旅行先としての魅力が十分に備わっていることが伝えられています。
文中にあるように、ラオス南部にはメコン川、シーパンドン、ボラヴェン高原のいくつもの滝やコーヒー農園などの圧倒的な自然はもちろん、更に、世界遺産ワットプーや伝統的な寺院、外国人に人気の料理教室もあります。
ラオスのキープ安は国民の生活に多大な影響を与えていますが、観光業にとっては追い風でもあります。是非、このキープ安を利用して、ラオス旅行をお楽しみください。
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